全力疾走をすると息切れをする

大学2年の夏休みに入った僕は、結構時間が余っていた。もちろんバイトはしていたが毎日やっているわけでは当然無かったし、自分の同年代たちは就活で忙しそうだった。こうなると孤独の時間が増えた。ここからは当分執筆活動ほど続かず、三日坊主だった物について書いていきたいと思う。

ハッキリいってやってみてすぐに辞めてしまった物がたくさんあるので濃い内容のものは少ないと思う。ただ僕が歩んできた道の一歩として書いていく。

夏休み暇だった僕が最初にやったことは「スマホのゲーム」だった。暇を持て余し過ぎた僕は昔やっていたゲームを再度インストールした。僕は元々「パズドラ」「モンスト」の二つをプレーしており、ランクもそこそこ高ったと思う。実際初めてみて懐かしさを味わいながらプレーしていた。金をかけたく無かった僕は無課金でやっていたものの、つい魔がさして課金してしまった。そこからはガチャを引く沼にハマってしまい合計して二万くらい課金したと思う。ガチでやっている人からしたら大した額じゃないかもしれないが、僕は違う。僕は課金してガチャを回した後、「俺は何をやっているのだろう」と賢者モードになった。こんなことをしても何にもならないし、ただ無駄に金を消費しているだけだと本気で萎えていた。しかし課金するとパーティーは強くなり、勝てなかったダンジョンも勝てるようになってくる。こうなってくると結構楽しくなってくる。

しかしここでも僕のダメなところが出てしまった。確かに最初は楽しくプレイしていたのだが、一週間ほど経つと僕は完全に飽きていた。飽きた理由については簡単で、まずいくら課金したからって全てのダンジョンができるようになったわけではない。当然ある程度行くと技術が必要になってくる。普通は何度も挑戦したり、上達を目指すのかもしれないが、僕はすぐに諦めてしまった。努力をしてまでクリアしようとは思わなかったのだ。そしてキャラクターを進化させるために素材を集めるのだが、これも面倒臭かった。手軽に、楽にクリアできるゲームしか僕は出来ないのだ。

そして二つともやることに詰まってしまうと僕はすぐにゲームをアンインストールした。その時も、今までも僕はそのことについて後悔はしていない。好きなことなら手間や努力などできるが、ただの暇つぶしに手間も努力もしたくないのが僕だ。こうしてスマホゲームは一週間ともたず終わりを告げた。